放光寺:山梨県甲州市

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【 概 要 】−放光寺(山梨県甲州市)は当初、法光寺と称し山岳信仰の寺院として創建されたとされます。平安時代末期に、当地の領主となった安田義定が自らの屋敷近くに法光寺の境内を移し安田家の菩提寺として庇護しました。しかし、鎌倉時代に入ると征夷大将軍に就任し源氏の頭領でもある源頼朝から排斥された安田家は没落し、義定も境内で自刃したと「鎌倉大草紙」で記載されています。中世に入ると武田家が庇護し、戦国時代には武田信玄の祈願所として永禄11年(1568)の越後侵攻の際には戦勝祈願が行われ元亀3年(1572)の三方原の戦いの際には大般若経六百巻(南北朝時代の写経)が奉納されています。天正10年(1582)の武田家滅亡の際の兵火により多くの堂宇が焼失し荒廃しましたが、その後に領主になった徳川家康が庇護し、豊臣秀吉の家臣浅野幸長が領主になった際にも保護を受けています。江戸時代には幕府により庇護され寛文18年(1642)には徳川家光から寺領が安堵され、作事奉行を担った保田宗雪が本堂(甲州市指定文化財)の再建に尽力しています。その後は大きく発展し甲斐国談林7箇寺となり門徒寺7カ寺を擁する大寺院となりました。木造大日如来坐像(平安時代末期)、木造愛染明王坐像(平安時代)、木造金剛力士立像(平安時代末期)、木造不動明王立像(平安時代末期)が国指定重要文化財に指定されています。
甲信越・北陸地方の名刹巡礼 古寺100選
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